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【21年2Q】 Coinbase の決算カンファレンス解説


 

こんにちは。ARK trade informationです。

本日は21年2Q決算で素晴らしい決算結果を叩き出した、
Coinbase のカンファレンスコールの内容を抜粋しお届けします。

一般的に株式市場が弱いとされている9-11月で
投資先を検討されている方にとって、銘柄選択の一助になると思います。

Coinbaseの概要

Coinbaseは、2012年にAirbnbの元エンジニアであったBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏によって設立され、2021年4月14日にNASDAQで上場しました。

仮想通貨の取引所を32カ国で展開し、190ヶ国で使用できる仮想通貨ウォレットを提供しています。

同社のビジネスモデルは、仮想通貨の取引手数料に依存しており、仮想通貨の取引回数の増減が収益に直結しています。つまり仮想通貨取引のボラティリティが高さが収益に直結し、収益のボラティリティも高いと言えます。

決算内容

 

 ■ 決算主要数字

決算数値は全てコンセンサス以上の結果となりました。

・売上高 $2,228M vs 予想 $1,776M
・EPS $6.42 vs 予想 $2.34
・ガイダンス 発表なし

■その他コメント

– 第2四半期の取引高は4,620億ドルで、第1四半期と比較して38%増加。

– リテール部門の取引高は、第1四半期比21%増の1,450億ドル。
取引高全体の31%を占めた。

– 機関投資家向け取引高は、第1四半期比で47%増加し、3,170億ドル。

– 第2四半期の取引高はビットコインだけでなく、イーサリアムやその他の暗号資産も拡大。ビットコインの取引量は第1四半期の39%から約24%へ減少。

決算カンファレンス概要

■収益

– ボラティリティと暗号資産の価格はトレーディング収益との相関が高いため、暗号市場の環境が第2四半期の業績に大きく影響した。

– サブスクリプションの売上も伸長し、2Qの売上高は1億300万ドルで、当社売上高の約5%を占める結果となった。

– 暗号資産にとって冬の時代が続いても事業を成長させるため、配当や自社株買いは行わない予定

■ 顧客

– 運用資産額上位100のヘッジファンドの10%がCoinbaseを選択。
PNC銀行・SpaceX・Tesla・Third Point LLC・WisdomTree Investmentsなど
業界リーダーとパートナーシップ関係を構築。

– ドイツと日本市場に参入開始。

■ 先行き

– 金融(DeFi)、ノンファンジブル・トークン(NFT)、スマートコントラクト、分散型自律組織(DAO)などの新しいユースケースが採用されている。

– Coinbaseは新しいお客様を惹きつけ、既存のお客様との関係を深めるために、革新的な製品への投資を行っている。

– 四半期の決算が好調なことのみにフォーカスするのではなく、Coinbaseは常に暗号経済の長期的なサイクルについて考えおり、資産のAmazonになりたいと考えている。そのため特定の四半期の業績の良し悪しに一喜一憂しない。

– MTU・取引量・取引収入は、暗号化資産の価格やボラティリティに応じて大きく変動する可能性がある。そのため収益を予測することは困難

– 8月の累計ではリテールMTUおよび取引量の水準は、7月の水準に比べてわずかに改善したものの、年初に比べて低い水準にとどまっている。その結果第3四半期のリテールMTUおよび総取引量は、第2四半期に比べて減少すると考える。

まとめ

2Qは仮想通貨のボラティリティが高く高収益になったものの、
「3Qは2Q対比で収益が弱くなる可能性あること」や、「短期的に株主に還元する方針ではない」事から、短期的な目線でCoinbaseの将来は考えにくい様に思えます。

ARKの様に短期ではなく、
中長期でCoinbaseと仮想通貨の将来性を考える必要がありそうです。

ご参考(英語力について)

著者はARKの情報を日々和訳しておりますが、かつては英語力がありませんでした。
独学で英語力を習得し、現在は仕事で英語を活用していますが、
最も役に立った勉強方法は「ディクテーション」と「アウトプット」だと考えています。

かつては専用の本を購入し、CDを流しながら勉強しましたが、
今では英語力のキープを目的に、リクルートの”スタディサプリENGLISH”を活用しています。



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