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【21年2Q】Draftkings 決算カンファレンス解説


 

こんにちは。ARK trade informationです。

本日は21年2Q決算で素晴らしい決算結果を叩き出した、
Draftkings のカンファレンスコールの内容を抜粋しお届けします。

一般的に株式市場が弱いとされている9-11月で
投資先を検討されている方にとって、銘柄選択の一助になると思います。
※個別銘柄の推奨ではありません。

Draftkingsの概要

Draftkingsは、2011年に設立され、2020年4月にSpac上場しました。

同社のビジネスは、「ファンタジースポーツ」・「スポーツベッティング」・「オンラインカジノ(iGaming)」の3本を中心に運営されています。

「ファンタジースポーツ」はチームの垣根を越えて、好きなスポーツ選手でチームを作り、実際のスポーツの実績をもとにランキング形式で顧客に賞金が配られる仕組みです。Draftkings は掛け金の10%前後を徴収しています。

「スポーツベッティング」や「オンラインカジノ(iGaming)」は、想像通りのギャンブルで、Draftkings 側でも勝ち負けが生じます。

21年2Q決算内容

■ 決算主要数字

決算数値は全てコンセンサス以上の結果となりました。

・売上高     $298M vs 予想 $242M
・EPS      $-0.26 vs 予想 $-0.52
・ガイダンス $1.21-1.29B vs 1.16B

■その他コメント

– 2Qの売上は$298Mとなり、前年比+297%の成長

– NFLのシーズン開始に先立ち、自社製ベットエンジンへの完全移行を完了

– DraftKings Marketplace の立ち上げ計画を発表

決算カンファレンス概要

■ 収益

– 4半期売上は前年比+297%、月間プレーヤー数は+281%の110万人となりました。
現段階では、経済再開がモバイル製品の需要に影響を与える兆候は見られません。

– コアビジネスが引き続き好調であることから、2021年の収益ガイダンスを12億1,000万ドルから12億9,000万ドルに引き上げます。これは前年比+100%の成長に相当します。

– 上記前提は、当社が現在事業を展開している州で引き続き事業を展開出来ることを前提としています。モバイルスポーツベッティングでは米国人口の25%、iGamingでは米国人口の10%を占めています。

– 私たちは新しい取り組み(新しい州での事業展開など)による追加の収益予想を組み込んでいません。

– NFT市場は非常に大きくなる可能性があると考えています。しかしこれらの新製品が軌道に乗るまでには少し時間がかかると考えています。

■海外

– カナダは非常に意義のある機会を提供してくれる国であり、今年は立法面でも大きな進展がありました。連邦レベルでは、シングルゲームスポーツベッティングの禁止を撤廃する法案が議会を通過しました。

– 世界中の大手オペレーターが、以前からカナダに進出しており、長期的な市場シェアは米国よりも低いと予想しています。

■オンラインベッティング

– 私たちは常にオンラインスポーツベッティングが先で、その後にiGamingの参入が出来ると考えています。大概の州がDraftkings等のオンラインベッティング会社から入ってくる税収に慣れると、iGamingを行う州が増えてくると考えています。

– もしすぐ隣の州にiGamingやスポーツベッティングがあり、これらを実施しない事で(税制上の)出血があるとしたら、スポーツベッティングを早く取り入れる理由になると思います。

■iGaming

– DraftKings社は、米国人口の25%を占める12の州でオンラインスポーツベッティングを実施しています。さらに米国人口の約10%を占める4つの州でiGamingを実施しています。

– iGamingは1年中遊べるもの、かつスポーツファンではないお客様にリーチする努力をしてきました。少しずつ成功していると思いますが、今後も継続して投資していく必要があります。

■メディア

– この四半期ではメディア事業の構築に向けて、有意義なステップを踏み出しました。DraftKingsはDFS・OSB・iGamingの各分野で何百万人もの有料顧客との信頼関係とブランド認知度を有しており、メディア分野での活躍が期待できると確信しています。

– スポーツとエンターテインメント分野でユニークなコンテンツプロバイダーとなる機会を得ることができると考えています。メディアはそれ自体が非常に適しており、広告販売やコンテンツ配信契約、更には定期的な購読料収入など、当社の収益源を多様化できる可能性があります。

– メディア戦略については、まだ非常に早い段階にあります。今年末までにはもっと具体的にしますが、私たちは長期的には利益を生み出す部門にしたいと考えています。

■NFT

– 7月21日、当社はDraftKings Marketplaceを立ち上げる計画を明らかにしました。厳選されたNFTを米ドルで購入でき、セカンダリーマーケットでの取引をサポートします。

– 最初のNFTは近日中に行われ、何百万人もの顧客が既存のDraftKingsアカウントを使って、スポーツ・エンターテイメントなどのデジタル・コレクターズアイテムをシームレスに売買することができるようになりました。

– オートグラフ社との提携により、トム・ブレイディ、ウェイン・グレツキー、大坂なおみ、タイガー・ウッズ、デレク・ジーターなどのトップアスリートや、トニー・ホークなどのNFTを販売する独占権を確保しています。

– 最近ではマーケットプレイスを立ち上げているので、NFTは1年中使えるものになると思います。スポーツに特化しているため季節性はあるかもしれませんが、スポーツ以外の分野でもNFTを展開していくつもりです。

まとめ

3Qも強い決算を予想しているDraftkingsですが、この見通しには新たな州でのオンラインベッティング事業の開始や、NFT等の新たな取り組みによる収益増は織り込んでいないようです。

大きく成長しているDraftkingsに関するニュースは、毎週の様に入ってきます。
収益に直結するニュースを常にチェックすることで、Draftkingsへの期待値はある程度見通せるのではないかと考えています。

参考(英語力について)

著者はARKの情報を日々和訳しておりますが、かつては英語力がありませんでした。
独学で英語力を習得し、現在は仕事で英語を活用していますが、
最も役に立った勉強方法は「ディクテーション」と「アウトプット」だと考えています。

かつては専用の本を購入し、CDを流しながら勉強しましたが、
今では英語力のキープを目的に、リクルートの”スタディサプリENGLISH”を活用しています。



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