こんにちは。
ARK trade information (Twitter: ActiveArk) です。
本日は大人気フィンテック企業のSquare についてご紹介します。
現在米国株に投資している方で、Squareを知らない方は少ないと思いますが、
2015年に上場後、株価が$10近辺から$270(21年8月25日時点)まで上昇していることをご存じでしょうか。
しかし、ARKはまだSquareの株価が大きく上昇する余地があると考えています。

ARKはTesla同様、早くからSquareの将来性を認識し、ETFのTop10に入るほど同社の株を多く保有しています。多くのフィンテック企業がある中、ARKがSquareに最も注力している理由を見ていきたいと思います。
Squareの会社概要

※参照:https://squareup.com/us/en
会社名 :Square Inc,
会社設立日:2009年2月
会社所在地:米国/サンフランシスコ
ビジネス内容:POSシステム(物品の販売・在庫管理システム)、Cash App(個人間送金、株式・ビットコイン投資等)
ARKが考えるフィンテックの将来性
金融システムが確立している米国ではデジタルウォレットの普及は進んでいませんでしたが、Paypal・Squareの企業努力やコロナ影響により、加速度的にユーザー数を取得しています。
フィンテック企業の成長は一時的ではないとARKは考えています。
なんと、この先5〜10年でフィンテック企業が銀行業のシェアを覆す可能性があると述べているのです。
具体的にARKの試算によると、米国のデジタルウォレット市場のユーザー数は2023年までに2億人に迫り、3年後には米国成人人口の約75%に普及すると考えています。
なぜこの様に大きな変化が生じるのか。
その一つの理由として、「顧客の獲得コスト」が挙げられます。

https://research.ark-invest.com/jpn/銀行支店はデジタルウォレットに屈するか
銀行が新規顧客獲得に350~1,500ドルを費やしているのに対し、
Squareは20ドル以下で新規顧客を獲得しています(18年実績ベース)。
その結果、銀行は顧客から利益を得るのに8年かかるのに対し、
Squareは1年目から利益を生み出すことができます。
コストが下がればサービスが充実し、既存の銀行業は勝ち目が薄くなります。
そのほかにSquareの面白い点として、
「2000万人にのぼる銀行口座非保有層にアクセス出来る」事を挙げています。
「銀行口座非保有層」と聞くと、理解がおよびにくいかもしれませんが、
米国の低所得者層は銀行口座を保有していない場合があります。
しかしこのマーケットは米国Citibankの口座数と同じ規模が有り、非常に大きなマーケットです。実際に低所得者層の間では、SquareのCash Appが人気を博しています。
Squareの目標株価
ARKは以下の前提条件が達成された場合、
Squareの株価は25年に$375になると見積もっています。
・年率19%の成長性
・月間7500万人のユーザーの内、主要+準主要なユーザー其々20%の収益化(残りの60%は収益化しない)
・中小企業向け融資の割合を2019年の2%から2025年には4%に増加
Squareの収益にとっては、主要(アクティブ)ユーザーを増やす事が大切です。
例えば主要+準主要ユーザーが其々20→30%に拡大した場合、目標株価は$500になります。

「主要(アクティブ)ユーザー」獲得のため、Squareではローンの支払いやビットコインの取引、POSシステムとの相乗効果により利用者のアクティブ数を増やす仕組みがあります。
その結果としてSquareはPaypalよりも主要(アクティブ)ユーザー数が増える見込みであり、収益に紐づいてくる事から、ARKはSquareに期待していると想像します。またSquareは国際的な事業拡大に拍車をかけ始めています。
同社の今後の動向について、引き続き皆様にお届けしていきたいと考えています。
ご参考(英語力について)
著者はARKの情報を日々和訳しておりますが、かつては英語力がありませんでした。
独学で英語力を習得し、現在は仕事で英語を活用していますが、
最も役に立った勉強方法は「ディクテーション」と「アウトプット」だと考えています。
かつては専用の本を購入し、CDを流しながら勉強しましたが、
今では英語力のキープを目的に、リクルートの”スタディサプリENGLISH”を活用しています。
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情報参照先
上記の内容は以下の資料を参考にしております。