こんにちは。ARK trade informationです。
本日は残念ながら21年2Q決算で評価の下がってしまった、
Zoom のカンファレンスコールの内容を抜粋しお届けしたいとます。
今までの成長スピードと比較すると、減速感は否めないのですが、
ARKのCathieはZoomの将来に対して非常に強気なスタンスです。
その様な背景もあり、今一度決算内容をきちんと見ておきたいというのが今回の趣旨です。
※個別銘柄の推奨ではありません。
ARKがZoomを購入する理由
Zoomは8月末に21年2Qの決算を発表したあと、出来高を伴って株価が大きく下落しました（$300割れ）。
ARKはというと、これ以前のZoom株の平均取得株価は$380程度と推察していますが、依然としてナンピンを続けている状況です。
ARKがZoom株を購入する理由は、Zoomがその成長性や投資力を活かし、1兆5,000億ドル規模の通信インフラの多くを変革すると考えている為です。
詳細は以下の記事をご覧いただければ幸いです。
ARKがzoomに投資をする理由｜米国株投資 ARK銘柄の紹介 (ark-trade-information.com)
21年2Q決算内容
■ 決算主要数字
売上高 $1.201B vs 予想$990.96M
EPS $1.36 vs 予想$1.16
ガイダンス 売上 $1.015～1.02B vs 予想 $1.01B
EPS $1.07～1.08vs 予想1.09
決算数値はガイダンスEPSのみ、コンセンサス以下の結果となりました。
■その他コメント
– 2Qの売上は19→20年+96%、20→21年+355%、足元+54%
– Zoom phoneについて、10万ドル以上の顧客数は、前年同期比241％増の317社（前四半期比32％増）
– 10万ドル以上の収益を上げている顧客売上は+131%
– 地域毎では、USAが前年比+34%、EMEAが+38%、APACが40%。地域ごとに占める売上割合は、USA 66.7%、EMEA 20.1%、APACが13.2%
– operating cash flow+17%、free cash flow +22％
決算カンファレンス概要
■新規顧客
– NECが約110,000のZoom Meetingsライセンスを導入
– エクソンモービルとTelkomsel社（1億7千万人）がZoomのビデオ会議システムを導入
– SIGIT社が14,000以上のZoom Meetingsライセンスと17,000以上のZoom Phoneを導入
■2Qの成長率鈍化について
※Q＆A内の大半がこの質問に割かれました。
– （コロナが落ち着き始めて）多くの人が交流を開始したため、Zoomの売上高の伸びは減速してきています。この内訳としては、新規顧客数の鈍化だけでなく、既存顧客の解約も挙げられます。
– 年末頃には売上の鈍化がみられる旨お伝えしましたが、その速度が予想よりも早くなっています。
– ただし、企業が従業員のオフィス復帰を見据えて、Zoom Roomsの利用率は前年比2倍になってきています。またZoom phoneも好調です。
– 地域別という観点では、アジア太平洋地域のようにチャンスが多いと思われる特定の地域に注力しています。最近、アジア太平洋地域で新しいリーダーを採用しましたが、彼のリーダーシップによる進捗状況にとても期待しています。
– また、マーケティングへの投資も継続して行っています。Zoom PhoneやZoom Roomsなどの具体的な製品マーケティングや、デジタルマーケティングの強化にどのように投資していくかを考えています。このようにして、全世界のチームのニーズを高めていきたいと考えています。
まとめ
成長減速はZoomも認めており、短期的には厳しい状況に置かれています。
また次の売り上げの柱となる、Zoom PhoneやZoom roomも既存サービスと同等の規模感まで拡大するには時間がかかるでしょう。
ただその半面、長期的な視点では、Cathieがいうように大きな成長が見込まれるかもしれません。いずれにせよ胆力の必要な銘柄となりそうです。
参考（英語力について）
著者はARKの情報を日々和訳しておりますが、かつては英語力がありませんでした。
独学で英語力を習得し、現在は仕事で英語を活用していますが、
最も役に立った勉強方法は「ディクテーション」と「アウトプット」だと考えています。
かつては専用の本を購入し、CDを流しながら勉強しましたが、
今では英語力のキープを目的に、リクルートの”スタディサプリENGLISH”を活用しています。
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